こんにちは!AYA(@muda_konpas)です。
世の中が大変な時に、日々を楽しく映画鑑賞はいかがでしょうか?
今回は、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)を利用している方に、おすすめの美術映画を厳選して紹介します。
美術映画でも・・・
- 時代はルネサンス〜現代まで。
- アーティストを追ったドキュメンタリー、美術&アートをテーマにした映画。
- プライム会員なら無料で見えるものや、レンタルで見えるものまで。
- 映画会社は、アメリカ、ヨーロッパ、日本をご紹介。
といった映画にご興味ある方は、是非ご覧ください。記事は時代順に並べています。
Contents
Amazonプライムビデオの特徴
- 月額料金は500円(学生の月額料金は200円)
- Amazonの配送特典、200万曲が聴き放題のPrime Music、ファイルストレージサービスのPrime Photoなど、他のサービスも利用できます。
- 作品ごとのユーザーのレビュー文も読むことができます。

- 月額料金で見える動画数は少ない。
- アダルト、バラエティー、洋画、アニメなどの種類は豊富。
- 特にフジテレビ、TBS系の動画は豊富にある。
- wifiが無くても、ダウンロードをすれば、何処でも動画が見える。
基本、動画のみ見たい方(Amazon photoなどのサービスを使わない方)は、Amazon primeをオススメしません。

おすすめ!ルネサンス時代の映画3選
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」
【あらすじ】
NHKで放送された”万能の天才 レオナルド・ダ・ヴィンチ”を追ったドキュメンタリー映画。
【コメント】
ダヴィンチをあまり知らない人向けにオススメです。
ダ・ヴィンチが残した芸術・科学・天文学・医学などの作品を取り上げたり、弟子やスポンサーなどの周辺との人間関係を深くご紹介されていました。
「ダヴィンチコード」
世界中でベストセラーとなったダン・ブラウンのミステリー小説が映画化。ルーブル美術館で殺された館長の周りに不可解な暗号が残されていた。
容疑者として連れてこられた主人公ラングドン。フランス警部であるファーシュ警部、館長の孫娘であり、暗号解読者のヒロイン・ソフィーと共に暗号の謎を解いていく。
【コメント】
映画に出てくるパリ、ロンドンの綺麗な街並みと、美しい絵画、宗教や歴史が多く登場します。特にダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス人体図」を発端に絵画の意味が解き明かされた時の快感がたまらないです。
「ミケランジェロ・プロジェクト」
舞台は第2次世界大戦、終戦間際。レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」「最後の晩餐」、ミケランジェロ「聖母子像」、ゴッホ、モネ、レンブラント、ピカソなどの美術作品がヒトラーによって略奪されてしまった。奪われた美術作品を取り戻すため、壮絶なプロジェクトが始まる!
【コメント】
アメリカの美術関係者が美術作品を探していくアメリカドラマです。実話を元に作られた映画は、リアルティが溢れ、ハラハラさせます。
アメリカで有名な監督ジョージ・クルーニーが制作した映画は、溢れる人間模様が面白い映画です。
「フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」
イタリアのフィレンツェを中心に絶大な権力を誇ったメディチ家。メディチ家は、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェリなどの巨匠を支えた美術コレクターでもある。
メディチのコレクションを収蔵されているウフィツィ美術館を中心に最新の超高性能カメラで追うドキュメンタリー映画。
【コメント】
イタリアルネサンスの作品を広く浅く紹介されていました。建築、絵画、彫刻を鑑賞したい方にオススメです。
大人気!印象派時代の映画7選
「真珠の耳飾りの少女 」
フェルメールの代表的な作品である「真珠の耳飾りの少女」。始まりは、フェルメールの使用人として少女グリードが働き始めことだ。グリードが来たことによって、フェルメールの創作意欲を刺激していく。
【コメント】
絵画から想像させるような、危ない恋を描かれていました。映画にでるオランダの街、果物、アトリエなどがフェルメールの絵画に出てくるモチーフがそのまま映画に映し出されていました。
現在も「真珠の耳飾りの少女」に描かれた少女は謎のまま。フェルメールの謎を監督ピーター・ウェイバーによって素晴らしい表現をされています。
「フェルメールの謎 ~ティムの名画再現プロジェクト~ 」
17世紀に活躍したオランダの画家フェルメール。フェルメールがなぜ?あれだけの写実的な絵画を描けたのか?謎のままである。
そんな美術史、最大の謎を監督”ペレー&テラー”と発明家ティム・ジェニソンと共のに解明していくドキュメンタリー映画。
【コメント】
「フェルメールの謎」は気が遠くなるような作業が見どころであります。120日間もかけて、油絵の初心者がフェルメールの絵を近づけていく有り様が引き込まれてしまいます。
「ゴッホ 最期の手紙」
生涯でたった1枚しか絵が売れず、孤独な人生を歩んだ”天才画家ゴッホ”。物語は弟のテオの手紙から始まる。125人の画家たちが“ゴッホタッチ”の油絵をアニメーション化した新感覚のサスペンス映画。
【コメント】
全て油絵で描かれたアニメーション作品は、圧倒的な映像美に惹かれます。物語は、ゴッホの死の真相を追うストーリーは、今まで見たこともないです。
多くのゴッホ映画がある中で、新しい美と切り口に挑戦された映画でした。
「ゴッホ真実の手紙」
19世紀を代表する画家”ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ”。ゴッホの人生を完全ドラマ化。
【コメント】
ゴッホが残した多くの手紙をもとに作られたストーリーは、リアルティが溢れます。まるでゴッホのドキュメンタリーを追っているような映画です。
代表作「ひまわり」に至るまで葛藤、鬱で苦しむ姿を見ると、病状がましていくほど創造性がましていく矛盾に
「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」
ゴッホ、モネ、セザンヌと共に印象派を代表する画家 ”ゴーギャン”。当時、作品が売れず息詰まっていたゴーギャンは、家族を置いてタヒチに旅立ち、絵画制作をし続ける。
【コメント】
フランス領であるタヒチは、開拓により都市化していた。自然を満喫しようと、奥に言っても自給自足に馴染めないゴーギャン。楽園とは程遠い生活に何をゴーギャンの創造性を刺激していったのか?
この頃、ゴーギャンの著書「ノアノア」に残されています。ゴーギャンは、タヒチ生活で代表作を生むのです。
「セザンヌと過ごした時間」
幼い頃から交流がある画家ポール・セザンヌと作家エミール・ゾラ。プロヴァンスで出会い夢を語り合う仲であった。
二人は夢を追いかけて、パリに出る。ゾラは小説家として成功を収める。一方、セザンヌはなかな評価されず、落ちぶれていく日々。
あるとき、ゾラの別荘で久しぶりに再開するが、ゾラが発表した小説のことで口論となってしまう・・・
【コメント】
「近代絵画の父」と言われるポール・セザンヌ。セザンヌが亡くなって110年を記念して製作された作品。
映画を見ると、セザンヌがモチーフとなった風景が浮かび上がらせてくれます。
久しぶりに会うセザンヌとゾラ。2人は40年以上の付き合いのある腐れ縁です。しかし、二人が40代後半で絶縁となります。
お互い気心のしれた友人。時を経て卑屈なセザンヌとクールなゾラは難しさを覚えます。
「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」
彫刻家オーギュスト・ロダンの代表作である「地獄の門」制作の裏側をドラマ化。1880年、ロダンが40歳の時に国から注文を受けます。同時に弟子入りした “カミーユ・クローデル” と共に制作をし続けるうちに・・・
【コメント】
この映画は、ロダン没後100年記念作品です。当時、ロダンには内妻ローズがいました。しかし、カミーユの制作熱にロダンは惹かれていきます。
ロダンとカミーユは互いに彫刻家としてのプライドを持っていた。お互い刺激し合いました。しかし、カミーユは、彫刻が評価されないこと、ローズとの確執などで次第にカミーユの精神を病んでいきます・・・
といった三角関係が描かれる大人な映画です。
ピカソからバスキアまで!20世紀の美術映画7選
「ミステリアス・ピカソ – 天才の秘密」
天才画家パブロ・ピカソの制作過程のみ映し出したドキュメンタリー映画。
【コメント】
監督アンリ・ジョルジュ・クルーゾーの独特な視点で、パブロ・ピカソが制作に打ち込んでいる姿をひたすら流れます。筆の運びから、色選びなどの作品が完成する流れを見れます。
基本的、大きな絵画は描かず、5〜10分程度の小作品を描いていきます。
特に絵画を描いている人にはオススメです。パブロ・ピカソの人間関係&歴史を知りたい方にはあまりオススメしません。
「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」
ナチス・ドイツ(ヒトラー)が略奪した美術作品は約60万点にのぼり、今でも10万点が行方不明と言われている。
ピカソ、ゴッホ、ゴーギャンらの傑作に「退廃芸術」の烙印を押し、一方で古典主義的な作品を擁護していった。
【コメント】
なぜ?ヒトラーは美術品略奪に執着したのか?歴史家や美術研究家、関係者らの証言をもとに描き、ヒトラーが略奪に至った思想&背景を浮かび上がらせていきます。
歴史好きな人にはたまらないドキュメンタリー映画です。
「バスキア、10代最後のとき」
アメリカのストリートアートに多大な影響を与えたジャン・ミシェル=バスキア。没後30年を記念して作られたドキュメンタリー映画。
【コメント】
バスキアが注目を集める前、ニューヨークの社会やアートがわかるようなっています。
また、バスキアの秘蔵作品、影響を受けた詩や音楽などを交えながら、アーティストとして成長していく姿をドラマチックに映し出されます。
「DOWNTOWN81」
27歳の若さでこの世を去ったジャン・ミシェル=バスキア。バスキアが有名になる前、19歳の時に撮影された唯一の主演映画。
行方不明になっていたフィルムが発見されて、フィルムを使った映画。
【コメント】
19歳のバスキアは家賃を滞納してアパートを追い出されます。ダウンタウンをあてがなく彷徨う中、モデル、ミュージシャンなどと出会い不思議なことが次々と繰り広げていきます。
リアルな1970〜80年代のアメリカ社会がわかる映画でもあります。風景は今と変わらない気がしますが、当時の人々を見ると時代を感じる映画です。
「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」
日本でも人気が高い伝説の写真家 “ソール・ライター”のドキュメンタリー映画。ソール・ライターは「VOGUE」「ELLE」などの有名なファッション誌の表紙に飾るが、次第に表舞台から姿を消していく。
ソールは、カラー写真で街頭風景を撮る先駆者であった。しかし、世間に評価されたのは、ソールの晩年から死んだ後だった。
【コメント】
監督は、ソールが亡くなる直前に説得をして、ソール・ライターの人生を振り返るような映画に仕上げたそうです。
ソールがマイペースに自分の作品を向かい続ける哲学は、気持ちにゆとりを与えてくれます。
「ジャコメッティ 最後の肖像」
戦後、モダニズム彫刻の代表である “アルベルト・ジャコメッティ”。作家であるロードが友人であるジャコメッティに「肖像画のモデルになってほしい」と言われて、好奇心のままに引き受けた。
しかし、肖像画の製作は数日で終わるはずが、完成する気配がなかった・・・
【コメント】
天才ジャコメッティの制作秘話が覗けるドラマ映画。愛人カロリーヌの会話もヒヤヒヤさせてくれます。
「ポロック 2人だけのアトリエ」
アメリカの抽象表現主義の代表であるジャクソン・ポロックを支えたリー・クラズナーのラブストーリー映画。
【コメント】
リー・クラズナーは画家でもあり、ジャクソン・ポロックを世に送り出した立役者として有名な人です。
映画は、ドキュッメンタリーを見ているようです。物語は、ハッピーエンドな生涯とは言えないけど、リー・クラズナーとポロックの葛藤と切なさが溢れます。
プロからアマチュアまで!オススメの現代美術の映画4選
「美術館を手玉にとった男」
46館に及ぶアメリカの美術館に所蔵されている作品が贋作である事が発覚した。贋作作品は、精巧に100点以上も制作して、無償で寄贈した一人の男を追ったドキュメンタリー映画。
【コメント】
男の名はマーク・ランディス。ディズニー、ピカソ、モネなどの幅広い絵のスタイルを模倣し続けたのです!しかも「美術館に贋作を無償で寄贈しただけ」なので、法律的には罰せない。

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」
世界で最も人気のあるグラフィティアーティスト・バンクシー。バンクシーが予告もなくニューヨークで個展を開かれた様子を追ったドキュメンタリー映画。
【コメント】
特にバンクシーを熱狂している鑑賞者の反応が面白いです。バンクシーの作品が何十倍に跳ね上がる値段を見るとド肝が抜かれます。
「ザ・スクエア 思いやりの聖域」
主人公であるクリスティアンは2人娘をもつ現代美術館のキュレーター(しかし、バツイチ)。クリスティアンの企画「ザ・スクエア」は地面に四角形を描いたアート作品である
四角形に入ると「思いやり」を思い出すために様々な意図があったが・・・
【コメント】
人を優しくしたい、優しさを受けるべき対象でもある。しかし、優しさが相手に受け取れなかったり、自尊心を傷つけることもある。普段に起こりそうなことを、考えさせてもらいました。
「何も変わらない:ハンクとして芸術家の魂」
ニューヨークに住む芸術家ハンク・ヴァルゴナ(Hank Virgona)を追ったドキュメンタリー映画。
日本であまり知られていないアーティストでありますが、病弱で収入が少なく、無名でありますが、ひたむきに作品を作る欲求は止まることを知りません。
【コメント】
ハンク・ヴァルゴナさんの不器用で情熱的な映画は見ごたえがあります。
厳選した日本の映画5選
「天心」
東京美術学校(現在、東京藝術大学)の設立に大きく関わった岡倉天心。明治時代「日本の美」を研究をし、再発見していく天心とその弟子たちの物語。
弟子には横山大観、木村武山、菱田春草、下村観山が登場します。竹中直人、中村獅童、平山浩行などの実力派俳優たちによる弟子たちの熱い生き様を描く。
【コメント】
東日本大震災で映画化が危ぶまれましたが、地元の人と協力で完成した映画でもあります。明治という変化が激しい時代に「美」を探求する情熱的な映画でした。
「百日紅」
主人公 浮世絵師・お栄は、葛飾北斎の娘であります。父・北斎と時々遊びに来る国直や善次郎と遊んだり、病弱な妹・お猶と出かけながら人生を謳歌していく。
【コメント】
当時の記録では、独自の繊細さを武器に美人画は北斎に負けるほどの絵師だったそうです。
監督は『河童のクゥと夏休み』『映画クレヨンしんちゃん』などで知られる原恵一。当時の記録を忠実に再現した映画は、圧倒的で壮大な美しいアニメーションに魅了します。
「京都「やまと絵師」物語」
古いものは飛鳥時代さかのぼる、中国の唐絵に大きく影響をし、日本独自の絵を作り上げってきた「やまと絵」。江戸時代に描かれた「やまと絵」を京都の絵師によって蘇るドキュメンタリー映画。
【コメント】
江戸時代のやまと絵師たちは、身分も様々でした。時代を超えた絵師たちの渋い情熱をかいま見ながら、江戸時代の生活がわかるドラマチックな映画です。
「FUJITA」
独自の「乳白材の肌」と呼ばれる絵画でパリで絶賛を浴びていた藤田嗣治(フジタ ツグハル)。第2次世界大戦が起こり日本帰国することになる。
多くの戦争画を描いて日本美術の重鎮として登りつめていく。しかし、1945年、日本敗戦を迎えるのであった・・・
【コメント】
戦争に翻弄された藤田嗣治(俳優:オダギリジョー)の歴史を描いたドラマ映画。敗戦した後、戦争責任として責任を負うことになった。
フジタの歴史を見事に描き切った映画でした。パリで描いた絵画と戦争画の変化はインパクトがありました。
ひたすら静かに絵画を描いている藤田は不思議でした。
「太陽の塔」
1970年、大阪万博で異彩を放っていた「太陽の塔」。日本が高度成長期に湧いている中、多くの批判がありながら、のちに万博のシンボルとなった。
芸術家・岡本太郎が作った「太陽の塔」はなぜ多くの人に魅了されるのか?その謎を知るために、数々の専門家や制作者などを追ったドキュメンタリー映画。
【コメント】
「芸術は爆発だ」という名言を残した岡本太郎。岡本太郎の思想、表現方法などが知れる興味深い映画だ。
東日本大震災、原爆問題もからまり、時代を写した作品の一つであるんだと実感させてくれました。
まとめ
映画&美術好きが気になるオススメ記事
いかがでしたか?個人的にたくさんの美術映画を見て
という記事にまとめました。
また、アート系の映画はミニシアターに上映されることが多いです。ミニシアターに鑑賞するのが好き&興味あるかたは
・